ナノ粒子とノンナノ粒子ってなに?
ナノ粒子とはナノテクノロジーを応用とした化粧品の成分粒子です、ノンナノ粒子はそうでないものということになります。「ナノ」とは1mmの100万分の1の長さで、その大きさの超微粒子がナノ粒子ということになります。
ナノレベルの粒子の化粧品原料はナノマテリアルと呼ばれています。ミネラルファンデーションに含まれているミネラル成分である酸化チタンや酸化亜鉛、シリカ等はサイズが小さい微粒子でナノ粒子のものがあります。
さらに酸化チタンや酸化亜鉛は「光触媒活性」といい、空気中で光にあたると活性酸素を発生させ、肌を酸化させ、肌老化の原因にもなると言われています。ナノ粒子は粒子が小さいので角質細胞間に浸透しやすく、透明性が高く紫外線防御力も高いとされている一方、粒子が小さい分、表面積が大きくなりより光触媒活性が高いと言えます。
したがって、特に日本の原料メーカーでは酸化チタン等は粒子をコーティングすることで水や油をはじきやすく、酸化作用を抑えた良質の原料が使われています。
ミネラルファンデーションの成分表示に、シリカや水酸化アルミニウム、ラウロイルリシン等が記載されていれば、コーディング剤が使われているということになります。
さらに、酸化チタン等については日本化粧品工業連合会では今後も調査・研究を続けるとしながらも、ナノマテリアルを配合しても化粧品の安全性上に問題はないものと考えているとの結論を出しています。
それでも心配な方は、メーカーに酸化亜鉛や酸化チタンがナノ粒子なのかノンナノ粒子なのか、コーティングはされているのかを確認すると良いでしょう。
