ミネラルファンデーションってつけたまま眠れるって本当?
つけたまま眠れるほど肌にやさしいと言われているミネラルファンデーションですが、寝る前に洗顔することをおすすめします。
特にリキッドタイプのファンデーションは、油分や界面活性剤が含まれていることが多いです。パウダータイプのものでも若干含まれている可能性があります。つけたまま眠ると、寝ている間にファンデーションに含まれている界面活性剤により肌のバリアが刺激を受け続けることになり、くすみや炎症による赤みなどの原因にもなりかねませんし、肌の乾燥の原因にもなります。
私たちの肌の表面は角質細胞からなっていますが、角質細胞に含まれている天然保湿成分や、角質細胞の間にある細胞間脂質にある脂溶性成分が、ファンデに含まれている界面活性剤により溶かされ、角質のバリア機能が低下していってしまいます。 長い間つけたままにしておくことで、ファンデ中の油分の酸化も悪影響を及ぼします。
それでは、油分や界面活性剤が含まれていないパウダータイプのミネラルファンデーションならどうかと言いますと、粉として残った保湿成分が水分を奪い、角質細胞の間から水分が蒸発していきます。
さらに長い間塗ったままにしておくことで角質細胞の間に入った化粧品成分は落ちにくくなってしまいます。そして物理的にも毛穴にファンデ成分が入り込んだ形になっていますので、長い間そのままにしておくのは良くないでしょう。
油分や界面活性剤を使っていないものであれば、軽く洗顔する程度でも、落とすことができます。純石けんを少し使うとより効果的ですが、石けんを使わなくても眠る前に軽く洗顔をすることをおすすめします。
