ミネラルファンデーションのパウダータイプとリキッドタイプはどちらがおすすめ?
ミネラルファンデーションは、パウダータイプのものがおすすめです。
リキッドファンデーションの場合、自然由来のミネラル成分のみでは品質を維持するのが難しく、肌へのやさしさという点からみると避けたい成分が含まれているものが多いです。合成界面活性剤や酸化防止剤、パラベンやフェノールといった保存料、タール色素等です。
天然の鉱物成分からなり、肌にやさしいミネラルファンデーションは法的にしっかりした定義がないため、ミネラル成分が少しでも入っていれば、ミネラルファンデーションという名称で売られているものもあります。
化粧品は薬事法で全成分表示が義務づけられているので、製品の成分の記載を見れば何が含まれているのか分かります。タール色素は、赤202、黄色5号といった表示があり、保存料のパラベン類やフェノール、エデト酸等もきちんと表示されています。
しかし、一般的にはどれがミネラル成分・保湿剤で、どれが合成界面活性剤や酸化防止剤なのかまではわかりにくいかと思います。
そこで、1つの目安となるのがファンデーションの形状です。リキッドタイプのファンデーションはつや感やなめらかさを出すために水分や油分が含まれます。そのため、水と油を混ぜるための合成界面活性剤が使われたり、油分の酸化を防ぐために酸化防止剤が使われたりすることになります。
パウダータイプのものであれば、油分や合成界面活性剤は全く使用されていないか、使用されていても大幅に少なくなっています。
肌のキメがなくなってしまったような場合は、リキッドファンデーションも有効になりますが、通常の肌状態であれば、肌のバリア機能を壊してしまう界面活性剤の配合がない、または少ないパウダーファンデーションの方がおすすめです。
